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大学生からプログラミングを始め(情報系の学部)、5年間某メーカーでエンジニア(組み込み開発、テスト自動化、アプリ開発など)として働いてきた作者が、新入社員、プログラミング初心者に読んでほしい技術書を独断と偏見で3つ選んでみました。
選定基準は以下のとおり
- 作者が個人的に影響を受けた本である
- 新入社員、プログラミング初心者でも読めるもの
- 言語に依存しない内容であること
- エンジニアとして早めに知っておいてほしいことが書いてある
- Amazonで買える
言語に依存しないということはまだ使用する言語が決まっていない新入社員におすすめできるということです。
では早速紹介していきましょう。
1冊目に紹介するのは、Dustin Boswell 作のリーダブルコードです。
コードは理解しやすくなければならない。本書はこの原則を日々のコーディングの様々な場面に当てはめる方法を紹介します。
名前の付け方、コメントの書き方など表面上の改善について。コードを動かすための制御フロー、論理式、変数などループとロジックについて。
またコードを再構成するための方法。さらにテストの書き方などについて、楽しいイラストと共に説明しています。
リーダブルコード
- どの言語にも共通して言える、綺麗で読みやすいコードの書き方をわかりやすく解説してくれている
- 内容は簡単だが、一度身につけたら、一生の財産になるスキルが身につく
- 読みやすいコードを書くことは、複数人で開発をする時に必須になるスキルである
2冊目に紹介するのは Martin Fowler作 リファクタリング―既存のコードを安全に改善する―
プログラムに潜む扱いにくい部分を見つけ出し、その動作を変えずに内部の構造を改善していくためのテクニックを整理したマーティン・ファウラー氏によるソフトウェア開発の名著『リファクタリング プログラミングの体質改善テクニック』(“”Refactoring:Improving the Design of Existing Code””)が、オリジナルの訳者による丁寧な見直しと現代的なJava開発環境による「再リファクタリング」を施した書き下ろし付録を収録して再発行! 旧版の価値を知るベテランはもちろん、これからソフトウェア開発に携わる新人にも必読の一冊です。
リファクタリング
- 会社に入ると必ずと言っていいほど、見かけるレガシーコードを改善していく手法を体系的にまとめている稀有な本
- 〇〇な時はこうするといった辞書のような使い方ができる
- 一度身につけたら一生の財産になるスキルが身につく
一点注意点がありまして、コードの説明がjavaで書かれているので、javaが読めないときついかも。。。(オブジェクト指向言語を使ったことあればなんとなく読めます)
三冊目に紹介するのは市谷 聡啓、新井 剛共著 カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
そんな中、ある開発者向けイベントに参加したことがきっかけで、
まずは自分の仕事から見直していこうと考える。
としてSIer企業に勤務する江島は、
問題だらけのプロジェクト、やる気のない社員たちに嫌気が差していた。
タスクボードや「ふりかえり」などを1人で地道に続けていると、
同僚が興味を示したため、今度は2人でカイゼンに取り組んでいく。
ここから、チームやクライアントを巻き込んだ、現場の改革がはじまる。
チーム内の軋轢、クライアントの無理難題、迫りくるローンチ……
さまざまな困難を乗り越え、江島がたどり着いた「越境する開発」とは。
カイゼンジャーニー
- 現場のストーリーから、考え方とプラクティスを一緒に学べる
- 1人でも始められる業務改善の手法から、チームマネジメントの手法まで解説
- 日本の現場を前提にしているので、実践しやすい
- アジャイルをこれから始める人だけでなく、もっとうまく実践したい人にも最適
いかがでしたでしょうか?
他にも良書はたくさんあると思うので、皆さんのおすすめもぜひコメントで教えていただけると嬉しいです。